脳梗塞・脳出血後遺症の患者様が知っておきたい興味深い2つの事例

こんにちは。

群馬県全域(伊勢崎市、太田市、館林市、桐生市、前橋市、高崎市など)、埼玉県の一部地域(本庄市、深谷市)で健康保険を使った訪問リハビリ・訪問マッサージをおこなっている、ぐんま訪問リハビリセンターです。

 

今回は、脳梗塞や脳出血後遺症の患者様にとって、興味深い2つのリハビリの事例をご紹介いたします。

 

現在、脳梗塞後遺症が軽い方も、重く出てしまっている方にもお役立ちできる記事となっております。

当初、マヒが軽かったのに歩けなくなってしまった事例

59歳の男性の事例です。
脳出血で右マヒの症状が出ておりました。

とある総合病院に入院していたのですが、入院後2週間ほどリハビリを受ける機会が無かったようです。

15日目からリハビリが始まったのですが、

☑マヒしている側のマッサージ
☑マヒしている側のリハビリ
☑ベッド上での関節運動(固くなるのを防ぐ運動)

など、入院部屋で行える簡単なリハビリをメインで行ったそうです。

36日目からリハビリ室でのリハビリに移ったのですがそこでも、

☑マヒしている右手の作業療法訓練(豆を箸でとったりする作業)
☑車イスを自力で動かす訓練

など、比較的、筋力を使わない運動をメインで行っていたようです。
また、ここでもマヒしている側のみリハビリを行い、マヒしていない側のリハビリは行わなかったそうです。

 

その結果、マヒしている側の改善は見られず、マヒしていない左側の下肢の筋力までも低下してしまい(廃用が進んでしまい)、立つことも歩くこともできなくなってしまいました。

マヒが重かったのに、歩けるようになった事例

71歳男性の事例です。
脳出血で左半身にマヒが出ておりました。

発症から3日で、早期リハビリに着手し、理学療法士(PT)さんや作業療法士(OT)さんのリハビリ以外の時間も自分で身体を動かす運動などを黙々とこなしておりました。

マヒの状態は重く、2か月程度、重度のマヒが続いたようですが根気強く、下記の事を行いました。

☑理学療法士さん、作業療法士さんがやってくれるリハビリ
☑自分で身体を動かす自主的なリハビリ
☑起立着席運動、歩行訓練、階段を上り下りする運動
☑麻痺している側だけでなく、麻痺していない側の筋力トレーニング

 

これらを繰り返し行った結果、装具をつけてではありますが一人で歩けるようになりました。

この2つの事例から得られる大切な4つのリハビリの教訓

何が成否を分けたのでしょうか?

それは

①マヒが軽かったとしても、油断せず、早期にリハビリをしなければいけない事
②座りながらできるリハビリなどではなく、起立着席運動(立位訓練)、階段を上り下りする運動、歩行訓練など、筋力を使うリハビリをする
③他人に動かしてもらう運動ではなく、自分の力で動かす運動をする事
マヒしていない側もリハビリを行い、麻痺していない側の筋力が低下する(廃用してしまう)のを防ぐ事

この4つに集約されます。

是非、この2つの事例と4つの教訓を頭に入れて、リハビリに取り組んでみてください。

 

ぐんま訪問リハビリセンター
URL https://gunma-rehabili.com/
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実は重要!歩行訓練をする際に必要な装具の選び方

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今回は、脳梗塞や脳出血を発症して、ある程度リハビリを頑張って歩行訓練をやろうと思っている方のために、正しい装具の選び方をお伝えいたします。

なぜ脳梗塞や脳出血後遺症の患者様は装具を使いたがらないのか?

 

片マヒがあるにも関わらず、装具を使わないと下記のようなデメリットが生じます。

☑転倒のリスクが高まる
☑下肢の痙縮(突っ張ってしまう事)が強まる
☑関節が変形してしまう

このようなデメリットがあるにも関わらず杖や装具を使いたがらないのは、「マヒが目立ってしまうのではないか」と本人が思い込んでしまい、使用したがらないケースが多いからのようです。

 

しかし、実は下肢に装具をつけた方がリハビリの治療成績が良いというのはデータに現れていますので、是非、恥ずかしがらずに装具をつけてリハビリに励んでいただきたいと思います。

装具の種類

 

装具には大きく分けて2種類あります。

 

①長下肢装具(足首から膝、太ももまで固定する装具)

このような長い装具は、歩く際に膝が曲がってしまい体重を支えられない場合に用います。

 

②短下肢装具(足首からふくらはぎを固定する装具)

このような短い装具は、つま先が下がってしまい持ち上げる力が無い方が用いる装具です。

長い装具を使う場合に注意すべきポイント

 

どちらを使うかは理学療法士(PT)さんとも相談になるのですが、最初は長い方の装具でしか歩けない場合でも、起立着席運動(立位訓練)やベッド上での体幹を鍛えるリハビリを頑張る事により、筋力強化やバランス力の向上が見込めますので、いずれは短い装具で歩けるようになる事も多いです。

だから、最初は長い装具を使う場合でも、太ももから膝の部分(上の部分)は取り外せるような軽いプラスチックタイプ素材の装具がおススメです。

短い装具を使う場合に注意すべき3つのポイント

 

短い装具は、長い装具と違って種類が多いのが特徴です。どれを選べば良いのかわからないという声が多く挙がるのがこの短い方の装具です。

短い装具を使い場合のポイントとしては3つあります。

 

自分一人で着脱しやすくて、歩きやすい事

この①に関しては殆どの方が、意識して選ばれていますので、大丈夫なのですが問題は下記の2つです。この2つは見過ごされることが多いので気を付けてください。

 

②脳梗塞後遺症によるマヒが軽い場合は柔らかい素材でできている装具を選び、マヒが重い場合は固めでしっかりと支えてくれる装具を選ぶ事

脳梗塞などによるマヒが軽い場合に固めの装具を使ってしまうとかえって歩きにくくなってしまうので屈伸できるような柔らかめのタイプを選んだほうが良いです。

逆に、マヒが重い場合に柔らかめの装具を使ってしまうと、しっかりと装具が支えてくれず転倒の危険性があるので固くてしっかりと支えてくれる金属製の装具を選びましょう。

 

③外出が多い方は靴型の装具の方が良い。外出が少ない方はプラスチック製の装具が使いやすい。

どういう用途で装具を使う事が多くなりそうかを予め考えておくと良いです。

 

今回は地味ですが、脳梗塞後遺症の患者様の歩行の際に大切な、装具の選び方について説明いたしました。

少しでも脳梗塞後遺症でお悩みの患者様のお役に立てれば幸いです。

 

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脳梗塞後遺症の患者様へのリハビリでよくある間違い

こんにちは。

群馬県全域(伊勢崎市、太田市、館林市、桐生市、前橋市、高崎市など)、埼玉県の一部地域(本庄市、深谷市)で健康保険を使った訪問リハビリ・訪問マッサージをおこなっている、ぐんま訪問リハビリセンターです。

 

今回は、『脳梗塞後遺症の患者様へのリハビリでよくやってしまう間違い』をご紹介します。

 

本日の記事も、現在、リハビリに取り組んでいる多くの方にお役立ちできる記事となっておりますので、読んでいただくことでリハビリの質が改善されると思っております。

マヒしている手足を動かせるようにする事がリハビリ?

 

脳梗塞や脳出血になってしまうと、左右のどちらかの手足にマヒが残ってしまう事が多くあります。一般的には損傷を受けた脳の反対側の手足にマヒが残るケースが多く見られます。

そういったマヒしている手足を自由に動かせるようにするのがリハビリだと思っている方が多くおります

でも、実は、マヒしていない側(健側)の手足を鍛えることも非常に大切なのです。

この事は、理学療法士(PT)さんでも間違って認識されている方がいますので注意してください。

なぜ、マヒしていない側のリハビリが非常に大切なのか?

 

理由は3つあります。

①マヒしている側ばかりリハビリを頑張り、マヒしていない側のリハビリが疎かになり、その結果、全身マヒのようになってしまう危険性があるから。

②マヒした側の手足が仮に回復しなかったとしても、マヒしていない側を鍛えることでトイレや車イスの移譲、お風呂、食事など生活全般の一通りのことが自分でこなせるようになるから。

③マヒした側のリハビリのみを頑張ろうとするのは非常に難しい事です。うまく動かせないわけですから、難しく、やる気も段々と落ちてしまうケースがあります。一方、マヒしていない側のリハビリは比較的簡単なのでやる気が落ちず、継続的にリハビリを頑張れるから。

 

このような3つの理由から、マヒしていない側のリハビリが非常に大切だと言われております。

 

特に、マヒしている方の手は、急性期の発症後1か月は順調に回復し、3か月程度までは改善するものの、その後は回復が鈍ってしまい、マヒがどうしても残ってしまうケースが少なくありません

だからこそ、マヒしていない側で一通り、身の回りのことをできるようにしておくことが大切です。

「マヒした側の手足を動かせるようになって元の生活に戻りたい」と焦るお気持ちはわかるのですが、利き手の交換(右利きだった方が左手でも文字などが書けるようになる事)などマヒしていない側のリハビリにも積極的に取り組んでください。

では、マヒしていない側だけリハビリを頑張ればいいの?

 

それも違います。

人間の脳は普段使わない能力は忘れてしまうからという特性があるので、マヒしていない側のリハビリばかりやってしまうと、マヒした側の機能がどんどん落ちてしまう(マヒが悪化してしまう)からです。

 

結論としては、マヒした側も、マヒしていない側もバランスよくリハビリを頑張っていく事が大切だという事になります。

本日の記事も皆様の参考になれば幸いです。

 

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