退院後にグッと差が出る!入院時に最も力を入れるべきリハビリとは

こんにちは。

 

群馬県全域(伊勢崎市、太田市、館林市、桐生市、前橋市、高崎市など)、埼玉県の一部地域(本庄市、深谷市)で健康保険を使った訪問リハビリ・訪問マッサージをおこなっている、ぐんま訪問リハビリセンターです。

 

今回は、脳梗塞や脳出血を発症してしまい、現在、病院に入院中という方が最も力を入れるべきリハビリをご紹介します。特に、病院に入院中の患者様ご本人やそのご家族様にお役立ちできる記事となっております。

退院後にグッと差が出る!入院時に最も力を入れるべきリハビリ

 

そのリハビリを説明する前に、前提条件として大切な事をお伝えさせて頂きます。

脳梗塞や脳出血の患者様に抑えてほしいADLとは

私たちが日常、何気なく行っている動作の事をリハビリの専門用語で「ADL(日常生活動作)」と言います。

ADLは簡単に説明すると

☑食事
☑整容(洗面、整髪、歯磨きなど)
☑トイレ
☑入浴
☑移乗(ベッドから車イスなどに移る動作など)
☑衣服の着脱
☑歩行もしくは車いすでの移動
☑階段の上り下り
☑尿意(排尿をしたいと感じが分かる)
☑便意(排便したいという感じが分かる)

の10項目からなります。

日常生活を円滑に行っていくためには、これらの10項目ができるようになれば良いという事です。

このADLの10項目から分かる、リハビリで大切な事とは

主に、

☑食事
☑整容

の2項目は上肢(手など)で行うものなのに対して、

☑トイレ
☑入浴
☑移乗(ベッドから車イスなどに移る動作など)
☑衣服の着脱
☑歩行もしくは車いすでの移動
☑階段の上り下り

の6項目は下肢(足など)で行うものであることに注目してください。

 

要するに、日常生活を円滑に行うためには、まずは上肢よりも下肢を中心にリハビリを行わなければならないという事が分かります。

 

病院でのリハビリは、下肢のリハビリを行う理学療法士(PT)、上肢のリハビリを行う作業療法士(OT)、言語のリハビリを行う言語聴覚士(ST)の3名がおり、多くの病院が、総合的リハビリと称して、1:1:1でリハビリプログラムを組むケースが多いです。

 

上肢のリハビリも食事、整容に関わってくる大切な事ですので上肢のリハビリも大事なのは言うまでもないのですが、療法士さんがついてくれる以外の自主的なリハビリの時間は下肢のリハビリを中心に行うのが最も回復に貢献すると考えて間違いありません。

下肢の筋力強化に効果的!入院時に必ず行うべきリハビリとは

 

それは、起立-着席を繰り返すリハビリ(立位訓練)です。

起立-着席を繰り返すリハビリとはベッドや車イスに座った状態から立ち上がる運動を反復するリハビリです。

【やり方】
麻痺していない方の足に体重をかけながら
ゆっくり立ち上がり、立ったらすぐにゆっくりと座ります

【回数】
最初のうちは、1セット10回で、4-5セット繰り返してください。
慣れてきたら、1セットを30回程度にして、15セット以上、行えるようになるとより良い結果が得られます。

朝・昼・晩と3回に分けて行っても大丈夫です。

※どうしても、この起立-着席が行えない方は、ベッドや車いすの下に座布団を敷くなどして腰の位置を高くしてみると立ち上がりやすくなります

 

この起立-着席を繰り返すリハビリを行う事で

☑マヒしていない側の下肢の筋力を強化し、移乗や歩行の回復が早くなる
☑マヒしている側の下肢の筋力も強化する
☑関節を動かすから関節が柔らかくなる(固くならない)

という効果が得られます。

 

要するに、マヒしている側・マヒしていない側の両方の筋力が強化し、ADLが早く改善するという事です。さらに、関節拘縮(固くなってしまう事)を予防する効果もあります。

 

現在、脳梗塞や脳出血で入院されている方はもちろん、退院して「リハビリをする機会が減ってしまったな」と感じている方にも取り入れてほしいリハビリとなっていますので、この起立-着席を繰り返すリハビリを継続的に行ってADLの改善に努めてください。

 

ぐんま訪問リハビリセンター
URL https://gunma-rehabili.com/
群馬県伊勢崎市日乃出町492-5-101
【通話料無料】0120-187-497

脳梗塞・脳出血後遺症の患者様が知っておきたい興味深い2つの事例

こんにちは。

群馬県全域(伊勢崎市、太田市、館林市、桐生市、前橋市、高崎市など)、埼玉県の一部地域(本庄市、深谷市)で健康保険を使った訪問リハビリ・訪問マッサージをおこなっている、ぐんま訪問リハビリセンターです。

 

今回は、脳梗塞や脳出血後遺症の患者様にとって、興味深い2つのリハビリの事例をご紹介いたします。

 

現在、脳梗塞後遺症が軽い方も、重く出てしまっている方にもお役立ちできる記事となっております。

当初、マヒが軽かったのに歩けなくなってしまった事例

59歳の男性の事例です。
脳出血で右マヒの症状が出ておりました。

とある総合病院に入院していたのですが、入院後2週間ほどリハビリを受ける機会が無かったようです。

15日目からリハビリが始まったのですが、

☑マヒしている側のマッサージ
☑マヒしている側のリハビリ
☑ベッド上での関節運動(固くなるのを防ぐ運動)

など、入院部屋で行える簡単なリハビリをメインで行ったそうです。

36日目からリハビリ室でのリハビリに移ったのですがそこでも、

☑マヒしている右手の作業療法訓練(豆を箸でとったりする作業)
☑車イスを自力で動かす訓練

など、比較的、筋力を使わない運動をメインで行っていたようです。
また、ここでもマヒしている側のみリハビリを行い、マヒしていない側のリハビリは行わなかったそうです。

 

その結果、マヒしている側の改善は見られず、マヒしていない左側の下肢の筋力までも低下してしまい(廃用が進んでしまい)、立つことも歩くこともできなくなってしまいました。

マヒが重かったのに、歩けるようになった事例

71歳男性の事例です。
脳出血で左半身にマヒが出ておりました。

発症から3日で、早期リハビリに着手し、理学療法士(PT)さんや作業療法士(OT)さんのリハビリ以外の時間も自分で身体を動かす運動などを黙々とこなしておりました。

マヒの状態は重く、2か月程度、重度のマヒが続いたようですが根気強く、下記の事を行いました。

☑理学療法士さん、作業療法士さんがやってくれるリハビリ
☑自分で身体を動かす自主的なリハビリ
☑起立着席運動、歩行訓練、階段を上り下りする運動
☑麻痺している側だけでなく、麻痺していない側の筋力トレーニング

 

これらを繰り返し行った結果、装具をつけてではありますが一人で歩けるようになりました。

この2つの事例から得られる大切な4つのリハビリの教訓

何が成否を分けたのでしょうか?

それは

①マヒが軽かったとしても、油断せず、早期にリハビリをしなければいけない事
②座りながらできるリハビリなどではなく、起立着席運動(立位訓練)、階段を上り下りする運動、歩行訓練など、筋力を使うリハビリをする
③他人に動かしてもらう運動ではなく、自分の力で動かす運動をする事
マヒしていない側もリハビリを行い、麻痺していない側の筋力が低下する(廃用してしまう)のを防ぐ事

この4つに集約されます。

是非、この2つの事例と4つの教訓を頭に入れて、リハビリに取り組んでみてください。

 

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脳梗塞後遺症の患者様へのリハビリでよくある間違い

こんにちは。

群馬県全域(伊勢崎市、太田市、館林市、桐生市、前橋市、高崎市など)、埼玉県の一部地域(本庄市、深谷市)で健康保険を使った訪問リハビリ・訪問マッサージをおこなっている、ぐんま訪問リハビリセンターです。

 

今回は、『脳梗塞後遺症の患者様へのリハビリでよくやってしまう間違い』をご紹介します。

 

本日の記事も、現在、リハビリに取り組んでいる多くの方にお役立ちできる記事となっておりますので、読んでいただくことでリハビリの質が改善されると思っております。

マヒしている手足を動かせるようにする事がリハビリ?

 

脳梗塞や脳出血になってしまうと、左右のどちらかの手足にマヒが残ってしまう事が多くあります。一般的には損傷を受けた脳の反対側の手足にマヒが残るケースが多く見られます。

そういったマヒしている手足を自由に動かせるようにするのがリハビリだと思っている方が多くおります

でも、実は、マヒしていない側(健側)の手足を鍛えることも非常に大切なのです。

この事は、理学療法士(PT)さんでも間違って認識されている方がいますので注意してください。

なぜ、マヒしていない側のリハビリが非常に大切なのか?

 

理由は3つあります。

①マヒしている側ばかりリハビリを頑張り、マヒしていない側のリハビリが疎かになり、その結果、全身マヒのようになってしまう危険性があるから。

②マヒした側の手足が仮に回復しなかったとしても、マヒしていない側を鍛えることでトイレや車イスの移譲、お風呂、食事など生活全般の一通りのことが自分でこなせるようになるから。

③マヒした側のリハビリのみを頑張ろうとするのは非常に難しい事です。うまく動かせないわけですから、難しく、やる気も段々と落ちてしまうケースがあります。一方、マヒしていない側のリハビリは比較的簡単なのでやる気が落ちず、継続的にリハビリを頑張れるから。

 

このような3つの理由から、マヒしていない側のリハビリが非常に大切だと言われております。

 

特に、マヒしている方の手は、急性期の発症後1か月は順調に回復し、3か月程度までは改善するものの、その後は回復が鈍ってしまい、マヒがどうしても残ってしまうケースが少なくありません

だからこそ、マヒしていない側で一通り、身の回りのことをできるようにしておくことが大切です。

「マヒした側の手足を動かせるようになって元の生活に戻りたい」と焦るお気持ちはわかるのですが、利き手の交換(右利きだった方が左手でも文字などが書けるようになる事)などマヒしていない側のリハビリにも積極的に取り組んでください。

では、マヒしていない側だけリハビリを頑張ればいいの?

 

それも違います。

人間の脳は普段使わない能力は忘れてしまうからという特性があるので、マヒしていない側のリハビリばかりやってしまうと、マヒした側の機能がどんどん落ちてしまう(マヒが悪化してしまう)からです。

 

結論としては、マヒした側も、マヒしていない側もバランスよくリハビリを頑張っていく事が大切だという事になります。

本日の記事も皆様の参考になれば幸いです。

 

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