なぜ、老人ホームなどの施設に入ると歩けなくなってしまうのか?

こんにちは。

群馬県全域(伊勢崎市、太田市、館林市、桐生市、前橋市、高崎市など)、埼玉県の一部地域(本庄市、深谷市)で健康保険を使った訪問リハビリ・訪問マッサージをおこなっている、ぐんま訪問リハビリセンターです。

今回は、脳梗塞や脳出血を発症して病院などを退院してから、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホームなどの施設に入居する際の注意点をお伝えしたいと思います。

この記事を読んでいただくことで、
☑病院に入院してリハビリを頑張っていた時は歩けていたのに施設に入ったら歩けなくなってしまった
☑施設に入った頃は一人で立ち上がれたのに、いつの間にか寝たきりに近い状態になってしまった
という事を防ぐことができます。

なぜ、施設に入ってしまうと歩けなくなってしまうのか?

今回、私がこの記事を書こうと思ったのは、何人ものお客様やご家族様から下記のようなご相談を受けたからです。

☑「病院にいた頃は歩けていたのに、施設に入ってから2か月もすると歩けなくなってしまった・・・」
☑「施設に来た頃はトイレが一人でできていたのにできなくなってしまった・・・」
☑「施設に入ってから寝たきりに近い状態になってしまった・・・」

なぜ、このような事になってしまう方が多いのでしょうか?
これには明確な理由があります。

それは、『介護保険の制度趣旨というのは現状維持を目的とするものであって、身体機能の回復目的としていないから』です。要するに、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホームなどの施設では充分なリハビリが行えないからです。

病院でリハビリをしていた頃は歩けていたのに・・・

基本的には、脳梗塞や脳出血を発症すると、3か月~6か月程度入院をして、理学療法士(PT)さんや作業療法士(OT)さん、言語聴覚士(ST)さんのリハビリを各1時間ほど、集中的に受ける事ができます。

急性期や回復期というのは、最も回復が見込める時期でもありますので、その時期にリハビリを頑張って身体機能を改善させて、1人で歩けるようになり退院する事が望ましいのですが、そこまでの回復ができずに退院してしまう方も多くおります。

「介助者がいてくれれば、なんとか歩ける」
「手すりをつかめば、なんとか立ち上がれる」

こういった状態の方が、病院を退院して施設に入ってしまうと、リハビリの頻度がガクンと落ちてしまい、身体機能が急激に低下するケースが非常に多いのです。

病院でのリハビリというのは、身体機能を回復させて日常生活を1人でできるようになってもらう事が目的であるからリハビリを受ける機会が多くあったのに対し、介護保険というのは、現状維持が目的なので、リハビリをする機会が少なくなってしまいます

特に、退院後、自宅ではなく、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホームなどの施設に入ってしまうとその傾向が顕著に現れます。

老人ホームなどの施設に入ると、歩けなくなってしまう理由

自宅の場合は、ご家族様もいますので昼間はデイサービスに行ったりしますし、また、ご家族様も「身体を悪くさせたくない」という思いもあると思いますので、1人でできることはなるべく本人にやってもらうなどの対応をとると思います。

一方、老人ホームなどの施設の場合は、職員さんの数が圧倒的に足りないという事情もあり、1人1人の利用者様に丁寧に時間をかけられないのです。車いすに乗せたままずっとテレビを見ていてもらったり、ベッドに寝ていてもらったほうが職員さんにとっても都合が良いのが実情です。

こういった事情もあるので、利用者さんと一緒にリハビリをしたり身体を動かしたりなどの対応は望めるわけもなく、施設に入ると身体機能がどんどん落ちていってしまうという理由につながっています。

(※施設の職員さんが怠惰であるという意味では決してありません。
そもそも職員さんの数が足りないので、一緒にリハビリをしてあげたいと親切な職員さんが思っても1人1人に丁寧な対応ができないのです。)

また、そもそも老人ホームなどの施設の場合は、リハビリをできる職員さん自体がいないケースというのも多くあります。

老人ホームなどの施設に入る時に考えてほしい事とは

介護保険というのは、身体機能の回復が目的ではなく現状維持が目的だから、老人ホームなどの施設に入ってしまうと、リハビリを受ける機会がガクンと減ってしまうのも分かった。

でも、どうしても家庭の都合で施設に入らなければいけないという方もいると思います

そのように、病院を退院して、どうしても施設に入らなくては行けない場合に、リハビリを受ける手段として考えてほしいのが、健康保険を使った訪問リハビリ・マッサージです。

健康保険を使った訪問リハビリ・訪問マッサージとは

健康保険を使った訪問リハビリ・マッサージとは、脳梗塞や脳出血などの後遺症などで麻痺がある方などに対し、国家資格を持ったマッサージ師や鍼灸師などが、お客様のご自宅や施設まで訪問して、リハビリやマッサージを行う制度です。

病院と同じように、健康保険が適用されるため料金も1回300円-400円程度で受ける事ができます。※障がい者1級・2級の方は市の補助が出るため無料で受ける事ができます

施設などでも受ける事ができ、また、介護保険ではなく、健康保険が適用であり回数制限なども無いため、施設での空き時間にリハビリを利用できるのもポイントです。

ケアマネージャーさんも介護保険の専門家であり、この健康保険を使った訪問リハビリ・マッサージの事は詳しくないケースも多いので、聞いても分からない場合もあります。

患者様ご本人様やご家族様が知識をつけて、「施設に入ってからもリハビリを受けさせたい」と施設側に伝える事が身体機能を落とさない上で非常に大切です。

 

この記事を1人でも多くの方に読んでいただき、施設に入ってからもお身体の機能を落とさないようにして頂くと共に、1人でできることが多くなり、楽しい人生を送っていただく事を願っております。

 

ぐんま訪問リハビリセンター
URL https://gunma-rehabili.com/
群馬県伊勢崎市日乃出町492-5-101
【通話料無料】0120-187-497